言わないから伝わらない
昔「KY」なんて言葉が流行りましたね。
K=空気
Y=読めない
調べたら2007年の流行語でした。
今は使っている人を見かけませんが、13年の間に空気を読まなければいけない風潮は、ますます強まっています。
歯に衣を着せぬキャラクターが受けるのはテレビやYouTubeの中の話で、身の回りのコミュニティでは誰の意見に賛成するか、どのタイミングで意見を言えば波風が立たないかという空気の読み合いになっています。
空気を読むことは現代では必須スキルですが、「空気を読んでもらえる」ことに依存してしまいがちな事が少し目に付きます。
「えー、そこはわかってよ(空気読んでよ)」
「いやいや、こっち忙しいのわからないかな」
など、自分が困ったり悩んでいることに対して周りが察するのを待っている方が多いように思います。
これは少し期待をしすぎているかもしれません。
実際は声を出せばすぐ伝わることですが、助けを求めるのが苦手な人が多く勇気のいることです。
ただ空気を察知して声をかけるのも同じくらいかそれ以上に勇気がいることなので、気づいてもらえていない可能性と相手が二の足を踏んでいる可能性の両方合わせると助けて貰えないリスクが高いです。
逆に困り事に対して相談された時、それを断るのもかなりの勇気がいります。
また、人の力になることは気分が良いことなので声をかけるタイミングさえ間違えなければ迷惑になることはありません。
本当に困っている時はちゃんと言葉で周りに伝えましょう。
もちろん感謝の言葉もセットで。
そして余裕があるときは困っていそうな人に積極的に声をかけてみましょう。
前に言った通り、物事はギブからはじまります。
いずれあなたに返って来ますよ。